青森市内から国道280号を一路竜飛崎へ、右手に陸奥湾を眺めながらホタテ漁でにぎわう小さな港町が海岸線の狭くて曲がりくねった道に沿って点在する通称松前街道、運転しにくい道ですがトイレのある駐車帯が程よい間隔で設置され運転する側にとってはありがたい道です。半島の中ほど蟹田漁港の見える高台で一休みしてさらに北上し津軽半島東端の高野崎を周ると、道は一層狭く曲がりくねったうえに上り下りの連続、すれ違う車を停車してやり過ごしながら、「これでも国道かぁ〜」と一人ぼやきながら竜飛崎に到着、先端には海軍の旧望楼が津軽海峡を睨みそのまた先に現代の電子望楼?アンテナやレーダーが乱立しせっかくの景色が台無しとぃつた感じですが、海峡の向こうには北海道最南端松前の白神岬と大千軒岳が望めました。
洋の東西を問わない先端症候群は、ご多分に漏れず本州最北端にも押し寄せお土産屋さんは盛況で、なかでも威勢のいい津軽弁の看板オバチャンを擁する田中商店はタコジャーキーなるものを勧めるので味見をしてみました。単に塩茹でしたタコの足を程よく半生に干しただけ、これに手際よく切れ目を入れ手渡され200円也「うまい」単純明快に美味い、イカ一夜干も「うまい」全部で400円は安い、と弾む会話の一方で・・・北海道の観光地は高すぎると思いました。「♪ごらんあれが竜飛岬・・・」ボタンを押すと津軽海峡冬景色がけたたましく流れ
る石碑やトリビアの泉に出てきそうな車進入禁止の「階段国道339号線」青函トンネルの記念館がありましたが、岬の景色ほどの人気はなさそうでした。写真の掲載は差し控えますがボタン付石碑の近くにあるご当地名の食堂のお薦め「海峡丼 1500円」はオススメできません!
|