2005.3.11号 11:00配信
NZ Darfild 1 今年もNZ南島セルウィン町のダーフィールド地区にホームステーをしました。カンタベリー平野の夏はとても乾燥していて風が強いのが特徴ですが、その特徴が顕著なのがこのダーフィールドです。今年の夏は、地元の人も驚くほどの高温で滞在中の最高気温は36度、加えて南極のオゾンホールが影響し紫外線量が多くジリジリと焦げる感じで、紫外線プロテクト用のリップとスキンクリーム、目を保護するサングラスに1日2リットルの水が必需品!ダーフィールドはジャガイモと小麦の畑に囲まれた農村地帯で、羊のほかに食肉用のシカやダチョウの牧場もたくさんあります。地元の人たちは南島で最もNZらしい町と自慢するほどで、イギリスからの古い入植が多く「のどかな農村」という表現がピッタリで、街中をうろついていると気軽に「Good Day」と声をかけてくれます。町の入り口にセルウィン町役場のダーフィールド支所と議会のこじんまりとした建物があり、庭先に日本で見たことのない手動式の火災警報板があります。小学校の登校時間には当番の子供たちが交代で交通量の多い国道73号線の道路横断を受け持っています。日本ではすぐに信号機と横断歩道を作ってしまうところですがこの町には信号が一つもありません。自己責任が当たり前のこの国では、小さなときから危険なことを先に教えそれを回避させる教育をするそうです。片や日本では、こうするれば安全で危険なことはしてはいけないと教わるので危険に対する予知や対処の経験がなくパニックになるそうです。 |