今年で6回目のせせらぎスクールは、大雨の影響で増水し予定の場所が使えないことからスタッフは代替地探しに奔走し、ようやく見つけた本流と富美川の合流付近は増水を避けて溜まった魚がタモ網や投網に面白いように入り、ウキゴリ、ウグイ、ヤマベ、トゲウオといった常連のほか、本流には珍しいフナや希少なヤツメウナギの幼生も見つかり参加者は大喜びで魚捕りを楽しみました。川虫は、流されてしまったのか数も種類も少なかったようですが、カゲロウ、ヘビトンボ、カワゲラなどきれいな水に棲む種類のほか、小型のゲンゴロウやトンボのヤゴなど今まで見つからなかった種類もいて、特別参加の丸瀬布昆虫生態館の喜田学芸員も驚いていました。
第1回のせせらぎスクールから講師の派遣や調査方法の指導、機材提供など協力をいただいている札幌市の環境調査会社ユニオンデーターシステム?には、6回連続参加の環境省環境カウンセラー川崎英憲さんと鈎が趣味の栗林貴光さんを派遣していただき、過去の調査結果や今回の調査から湧別川のきれい度や国の天然記念物オジロワシやアオサギが毎年営巣し川をエサ場にしている環境の素晴しさについ説明があり、参加者はあらためてこの川の大切さを感じていました。
水質調査は本流の濁りがひどいので、支流の富美川の上流と下流の水で水素イオン(pH)やCODなどを比べてみましたが、大きな差はなく「きれい」を示す数値になりました。
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