2001.3.21号 08:00配信
我がマチの寿司店へ家族で行ったときのこと。 私とカミさんはにぎりを1人前ずつ、まだ3歳の娘用にと納豆巻きを2本頼んだ。 出てきたものを見てびっくりした。にぎりが2人前盛られたのと同じ大きさの皿に、同じぐらいのボリュームの納豆巻きが盛られて出てきたのだ。 何のことはない。こちらは2本頼んだつもりのものが、注文のやりとりの行き違いで「2人前」となっていたのだ。ちなみに1人前が4本だそうで、計8本分となる。 カミさんは注文した時「2つ」と言ったらしく、まあこれが誤解を呼んだのだが、店員に「2人前のことですか」と聞き返され、その辺の事情が分からないカミさんは「そうです」と答えてしまった。 こちらにも若干の非がある。しかし、私は釈然としなかった。 お品書きには「1本○○○円」としか出ておらず、どこにも「1人前は4本」などとは書かれていない。寿司屋のしきたりなのかもしれないが、私らなどには分からない。 店員もこちらの人数からして、注文がアンバランスだと感じなかったのだろうか。納豆巻きは結局半分以上残してしまう羽目になった。 親切な店なら、お客が勘違いしているのではないかと注文を聞き直してくれただろう。 この寿司屋は、味もまあまあで、店員も人柄はいいのだが、こうした細やかな気配りやサービスはできないところらしい。 一般に寿司屋は高級店。それでこの有様は情けない。我がマチのサービスレベルを如実に物語っている。 私の考えは間違っているだろうか? ちょっと、感情的になった。 食い物の恨みはこわい、ということだ。(tomy) |