2002.1.11号 07:00配信
年が明けてから再開したこの梅小路、今回は歩くこととは別に日々の思いを書きつづりたいと思ったのだが、同時にまた少し歩き出した。と言っても町中の用事を歩いて行く程度だが。先日はみぞれ混じりの雪となり、びちゃびちゃに濡れてしまった。今日はその溶けたのが全部凍って、外は全面氷上フェスティバルの様相であった。その中を、恐る恐る静々と歩いて出かけた。歩きにくいことこの上なし。 そう言えばこの前の暖かかった時に、テレビのキャスターが「国際都市サッポロたるものが、このように解けてビチャビチャの道を放っておいていいものか。」というようなことを言っていた。「だから地下にもぐろう。」とも言っていた。なんか変だなと、思った。雪解け道くらい我慢して歩けばいいのに、ヒトはどこまで快適を求めていくのだろうか。ちょっとでも困難があれば、それをとことん無くしてしまおうと必死である。 わたし達は自然の中でもっと謙虚に暮らしてもいいのではないだろうか。これ以上車に頼ったり快適を求めたり楽をしたりし続けると、きっと何かしっぺ返しがくる気がしてならない。そう思いながら買い物をし、重たい買い物袋を下げてヨタヨタ歩いて帰る途中、大した荷物でないのに手がだるくなってしまって思わず「ああ、車で来れば良かった。」と思ってしまったわたしである。こりゃ、ダメだ。 |