2002.2.21号 07:00配信
今日はあるコンサートでカリンバの演奏を聞いた。カリンバという楽器は見たことはあるが、演奏を聞いたのは初めてである。それはカラコロと心地よい音であった。カリンバの演奏の仕方もおもしろいものであった。奏者が「ゲームボーイみたいでしょ。」というのもうなづける。両手で自分に向けて持って、親指だけではじいて演奏するのだ。「人に向けて演奏する楽器ではないですよ。」と言っていた。自分に向かって音が出るのだ。奏でる音楽も、決まった音階があるではなく、リズムもなにも気分で演奏すればいいのだという。それもアフリカでは歩きながらとか、農作業の合間にとか、日々のなかで自分の為の楽しみで演奏するらしい。家までも遠いので、何時間も歩く時の退屈しのぎにカリンバを演奏しながら行くとしたら乙なものである。カリンバ、おもしろい。すっかり気に入ってしまった。などとカリンバのCDを聞きながら書いていたら、気分はすっかりアフリカっぽくなってしまった。南の国の鳥の声が聞こえ、熱い空気まで感じ始めた。これはやばいぞ、カリンバ。 |