2002.3.28号 06:00配信
鬼の撹乱でちょっと調子が悪くなり、検査のため病院へ行った。診察室へ入った途端、「院長先生、至急手術室へ!」の騒ぎがあり、診察が大幅に遅れた。わたしは次の予定もあったので、いささかイライラしながら待っていた。かなり待った。その間、何度も看護婦さんから「ごめんなさいね、もう少しお待ち下さい。」と言われ、しまいに「アメひとついかがですか?とキャンデーを差し出された。その1個のアメを手にした途端、イライラがすーっと消え、やさしい気持ちになることができた。 看護婦さんの笑顔も良かったし、ほんのささいな気回しが人の気持ちをこんなにも和ませることも知った。手術室の方が無事でありますように。そしてわたしも元気でいられますように。1個のアメを差し出せる機転とやさしさをわたしも持てますように。 |