2003.5.23号 06:00配信
前回サッポロへ来た時には、JRタワーへ行く気などさらさら持てなかったのであるが、今回は子ども達もいることだし、お上りさんの気分で行ってみることにした。車は某ホテルの駐車場に入れ、地下鉄で駅へ向かう。「街に人が歩いている。」と子どもは驚く。わが町は、日曜日にはゴーストタウンになるものな。地下鉄に乗るのもめったにないのでルンルン気分、ここまでは良かった。 いざ札幌駅についてJRタワーを目指すも、広くてなんだか分からなくて、やたらめったら歩いて終わった。エスカレーターもあっちゃこっちゃ上下した。買物どころの騒ぎではなく、外を向いて用をたすという評判のトイレにも入れずに、「帰ろ。」との声が聞こえ始めた。「北見の方がずっといいや。」とはサッポロを楽しみにしていた子どもの言葉。せっかくだからデパ地下でお弁当だけ買い求めてさっさと帰路についた。 喜んだのはホテルの会場で会議に出ていた夫のみ。「この弁当、うまい!」と絶賛であった。あの人混みには行かない方が無難かも。緑に囲まれたマイタウンが懐かしい。 こうして丸24時間に満たないわたし達の“サッポロ”は終わった。わたし的には大変おもしろかったのだが、みんなはまた行こうと言うだろうか。たかがサッポロ、されどサッポロ。珍道中記もこれにて終了。 |