2003.7.8号 06:00配信


札幌紀行 食べ歩記

(サロマ町:うめこ)


近ごろ札幌づいている。わたしだけでなく、家族も次々と札幌行きがあり、さすが北海道の中心地か。全道大会は札幌、これ、当たり前と言えばあまりにも当然。息子達はスポーツで大会だの合宿だの、わたし達は仕事で総会と大会。


今回はまた姉の家に泊まり、でも前回とは違う姉だったので、札幌のまた違う顔をのぞかせてもらっておもしろかった。わたしには姉がいっぱいいて、要するに若草物語り、4姉妹なのだ。それぞれの性格の中、一番似ている姉だったので、好みも良く似ていて色々共通点をまた見つけた逢瀬でもあった。

前回泊まったところは住宅街。今回は高層マンションの12階。自由には出入りできないマンションである。婿さん曰く、みんな重なって暮らしているって、そりゃぁそうだけど、考えてみると変な現象でもある。それはそれとして。今回の発見で、姉との共通点のひとつとして、わたし達は“古い家”が好き。戸がガタピシいったりペンキが塗られたような雰囲気が好き。がしかし、機能的なマンションもちょっとだけ好き。とは言え駐車場に苦労したり、土と緑があまりにも形式的なのは淋しいところ。ちなみに我が家は隣の空き地に100台でも駐車オッケー!雑草も含めていての周囲は自然そのものの夜にはテレビ塔のイルミネーションもはっきりハナ子でいいもんだ。


今回は近くのおいしいお店を案内してもらった。まずは韓国料理の「明心」。焼き肉は食べられないと思ったのだが、ここは家庭料理だと聞いて安心して出かけた。元お寿司屋さんだったそうで、店の作りは韓国っぽくなかったが料理はこれ大満足のおいしさであった。食べたものその1、「水キムチ」キムチの冷製スープ、ちょっと酸っぱくてあっさりしてお味。その2、「チジミ」韓国風お好み焼き、ニラ、ニンジン、タマネギ、シイタケも入っていたか、野菜たっぷり。その3、「エゴマのおにぎり」ゴマの葉っぱで包んだおにぎり、ちょっぴり辛くておいしい。その4、「ビビンバ」ビビンは混ぜる、バはご飯の意味。その5「プルコギ」、牛肉と野菜の炒めもの、牛骨スープでの味付けが最高です、本当においしかった!

朝鮮人参酒なども豊富で、飲めたらまた別の楽しみ方もあったろうと思う。お土産に韓国海苔をいただいて、見せていただいた新聞がこのお店を取材したもの。「見た見た、これ!」と大騒ぎしてしまった。いつも楽しみに見ている道新オフタイムの食べ物特集で、特に気を惹かれて隅からすみまで読んだこの記事、韓国家庭料理を食べられるお店として紹介されていたのだ。お薦めは本当においしい手作りの家庭料理と、そして店主明心(みょうしん)さんご本人のキリッとした美しさと、ご主人もいい男系、とあるFM局のパーソナリティーというだけあっての美声と甘いマスクに会いに行くだけにも価値有りの超お薦めおいしいお店であった。

次、おいしいコーヒー店。「岩田コーヒー店」。コーヒー通でない姉を「おいしい!」とうならせた店。雰囲気も最高に良し。近くへ行くだけでいい香りが漂ってきて、思わず吸い寄せられるように行ってしまう。外観は普通の住宅を改装した感じ。勿論自家煤煎。わたしが飲んだのはちょっと苦めの「さくらブレンド」チーズケーキ付き。時間がなくて残念だったが、もっとゆっくりコーヒーについてのお話しもうかがいたかった。ここのマスターもとても素敵で、また会いに来たいと思う。お土産は小さなコーナーに売っていた「ネコのマフラー200円」と「ネズミのセーター100円」。

札幌は東区のこんな街角にもこんないいお店があっていい感じ。中心街にも緑が豊富で公園も多くてなかなか好きな町である。また来ようと思う(二日後にまた行くのだが・・)。


【参考】

○韓国家庭料理専門店「明心」
札幌市東区北12条東13丁目2-18
TEL.011-742-3415

○岩田珈琲店
札幌市東区北13条東14丁目4-22
TEL.011-743-8118

・夕暮れになるとイルミネーションがきれいです。正面にJRタワーが。
・ここは動物が1匹だけ飼えるそうです。座布団のようなネコ。
・朝食、骨粗鬆症と糖尿病用献立(?)。バラは食べません・・・。
・お店ののれん。
・ビビンバ。
・お酒の色々。
・岩田コーヒー店入口。
・桜ブレンドとチーズケーキ。
・豆が豊富、いい香りです!









梅小路インデックスおばさんパワーの掲示板へ




Home
(C) 2002 webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせは webmaster@webnews.gr.jp まで。