2005.7.3号 09:00更新


和歌山のレポート

(レポート:塩崎 倬)


 6月も終わって、肌に吹き付けてくる風は・・・梅雨時独特の・・・あのじっとりとした風ですが、この時期が過ぎないと夏の暑さは来ないですから・・ここは、じっと我慢の時です。
 今年の梅雨は、<空梅雨です。>梅雨入りの宣言がなされてその翌日から「連日30度を超える厳しい暑さが続いていますから・・・」小学校の子供達は、学校でプール開きがなされ、授業の一環としてプールに入る時間が有るようです。<楽しみにしている子供もあるし、その反対の子供も有るようです。>7月の中旬からは、夏休みに入りますから・・・元気な子供達の声があちこちで聞くことが出来るでしょう。
 さて、今回のレポートは、前回に続いて和歌山県全域を走って見ましょう・・・それも、山間部を・・・ネ。

 山間部の道路となると、山肌を縫ってクネクネ・・・となるわけですが、和歌山の場合には田辺市くらいまで<国道42号線>をたどりそこから山の中に入るコースが多かった様ですし、私も現役で走り回っていた頃はその様にするか、国道42号線を橋本市に向いて走り奈良県の入り口から国道168号線に入るかのコースが殆どでした。
 勿論、国道と名が付いていますが<3桁の国道です!>普通車で走っていて、カーブが来たら対向車に注意をしながら走らないと・・・突然に大型バスが目前に・・正面衝突!!何て事になる可能性も有りました。
の状態は常です。さらに、それだけで終われば良いのですが、下手をすると数十メートル下の川床に・・・何て事になる訳です。
 結構、深い山の中を走っている国道です。雨の多いときには、道路が通れない・・・何で?「崩落が有った・・・」などは日常茶飯事です。
 でも、杉木立がとても綺麗ですし対向車が何もないのに停車している・・・・?それも、にっこりして・・・更に??<路面を見ると一生懸命ヘビが道路を横断している・・・>そんなのんびりとした風景を見ることも出来ました。
 
 一方、奈良県の方を経由して入る168号線は、「片側1車線ですが山間部を走る道路としてはそれなりに広かった」となるでしょう。この道路は、山崎 豊子の<白い巨塔>の最初の頃に出てくる天川峠が有ります。かなり厳しい峠でしたが、今は、整備されて走りやすくなっています。私も昔(若かりし頃)寝ぼけ眼で車を走らせていて<ガードレールの側から飛び立つキジの羽音にビックリして飛び上がった>記憶が甦って来ました。
 この道路は、最初は<奈良県・そして、和歌山県・さらに進むと奈良県になり途中から三重県となり最後は和歌山県>で新宮市に入ります。笑い話で、この道路を走ると3県一緒に旅行が出来る・・・何て行っているんですよ(笑い)
 
 この道路は、途中に「東洋一の吊り橋 高瀬の吊り橋」があります。川面からの高さ50メートル・長さは、250メートル位有るかな?・橋の広さ?これは対向の人がやっと対向できる広さです。敷き板は、薄い板が引いてあるだけで所々割れて川床が見て取れる・・・そんな所を<小学校1・2年生の子が後ろ向きで歩いてくるし単車が走って来る>生活道路になっているんです。風の強い日には、激しく(上下・左右に)ローリングしますよ・・・。こんなところが好きな方は、一度行かれて見てはどうですか・・・?但し、車が絶対に必要になります。

 ここからさらに進むと<十津川温泉があります>ひなびた温泉でゆっくり出来る温泉です。京阪神からも結構お客さんが行かれているようですが、夏休みの頃には、渋滞をするんです・・・なぜ?それは、山間道路の運転なれていない方が多くなりますので、ノロノロ運転をするからです。<追い越しは、なかなか出来ないですからご注意下さい>
 十津川温泉からそうですね。1時間から2時間・・?位走ると<熊野川の川面を走るジエット船が見えてきます>そうです・・・!!瀞峡に行く観光船ですネ。
 瀞峡は、三重・奈良・和歌山の三県が額を寄せる様に集まり一挙に見ることが出来る渓谷です。水の色は<独特な緑色>になっていますよ・・・。

 ここを過ぎるともう、すぐに熊野大社です。

 和歌山の田辺市から入って来ると、熊野古道の面影を見ながら(王子・・社の小さいの・・が多く見られます)視界が開けたら、<川湯・湯の峰・渡瀬温泉>が待って呉れています。
 川湯温泉は、前を流れる川を<掘ると温泉になります。仙人風呂と言うイベントも開いています><湯の峰温泉は、高温のお湯でゆで温泉卵が出来たりします。>
 海岸線をゆったりと列車に揺られて入るも良し、山間道路を自分の握るハンドルでドライブするも良し、和歌山の生の姿を楽しんで見ませんか・・・・!?




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