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あずみの思考室
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新聞やテレビで毎日のように報道される殺人事件。
今から2,30年前には考えられなかった猟奇的事件。
かつては心情的に同情できる事件が多かったものですが、
近頃は発作的というか、同情の余地ナシ!
という事件があまりにも多すぎます。
そしてそんな事件を目の辺りにしても、
「またか・・・」と無関心でいる自分に気付きぞっとします。
いつ自分が被害者になるかわからない世の中なんです。
自分とは別の世界の出来事・・・
そんな呑気なこと言ってはいられない時代なのです。
多くの被害者は、「何故自分が・・・」
こういう思いで亡くなっているのです。
またこういう事件を起しているのが、
いわゆる「エリート」と呼ばれた人たち、
そしてあずみと同世代の人間が多いのです。
振り返ると、「日本列島改造」などと、
大人達は高度経済成長に奔走していた時代にあずみは生まれました。
家庭より仕事、個人より企業集団。
そうすることが美徳であるかのように、
大人達は生きていました。
他人を大切にすること、いたわることを教えられず、
他人を蹴落として生きていく術しか教えられなかった。
こんな歪みが人間の本質を破壊したのかもしれません。
人間として大切なこと、守らなければいけないこと、
もう一度考えてみる必要がありそうです。
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