2001.7.30号 07:00配信
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『絶たれた音』(1973年製作)


ここのところ良くない作品が続きましたが、今回も前作よりはいい作品だけど、コロンボ全体からするとそんなにいい作品ではなかったな。まぁ、犯人がいやみったらしくて、いい味出してましたが、「溶ける糸」でもそうだったけど俳優さんに魅力なかったな。もみ上げが長くてルパンみたいだったけど。

その魅力のない犯人のクレイトンは、チェスのチャンピオン。前チャンピオンのデューディック(ロシア人には見えない)と対戦することに。食事に出かけたデューディックをつけてクレイトンはレストランで、塩のビンや貝殻でチェスの対戦をする。そこで完璧に負けたクレイトンはデューディックを殺害しようとあれこれと策をめぐらして、ごみ粉砕機の中へデューディックを落としてしまう。しかし、奇跡的に一命をとりとめたけど、さらにクレイトンは病院まで行って殺害する。うーん。かなりひつこい人だね。

でもどうだろう。この事件。本当にあったとしても、犯人はクレイトンでしょ?だってデューディックを殺していい思いする人はクレイトンしかいないでしょ。別にコロンボにご足労願わなくてもいいでしょ。ウイルソン刑事でいいよ。何も、いちいち付きまとわなくても。

それにしてもあのお付の女性はいったい何者?クレイトンの彼女?別れちゃったの?デューディックの味方なの?よくわかりませんな。しかも、デューディックのコーチも消化不良気味。もっとでてきてほしかった。コロンボが、「他殺の可能性もある。」なんていってからぱったりと姿を消してしまって、もっと絡んでくれなけりゃ。制作費もかかっていないようなつくりなので、ギャラがあわなくて、本当に帰っちゃったのかな?

まぁ、全編通して見てよくわかったのは、デューディックさんはチェスの腕前も凄いんだろうけど、その人間の大きさですな。スケールが大きすぎ。もう勝負する前にクレイトンの負けは決まっているんだね。やっぱ人間見た目ですよ。見て御覧なさい、デューディックの体型を。デブでしょ。一方クレイトンはスリムでハンサム。人間は太っ腹でなけりゃ。デブ万歳。あ、そういえば、デューディックさん糖尿病だったな。気をつけようっと。

評価は、84点。デューディックさんがデブたっだので。(笑)

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