2002.7.23号 09:00配信


大草原からのぷちメッセージ

黄金色の恵み

(by いくちん)


この季節どこを通っても、ギラギラと陽に照らされて光る小麦畑が目に飛び込んできます。内陸の方では麦刈りがスタートしているようですが、オホーツク側では、コンバインや工場の整備で大忙しのようです。

見入りの頃に好天が続いたせいか、今年の麦刈りは例年より早いようです。それに伴い干草の収穫も早くなりますので、畑作・酪農家共に、お盆の頃には家族揃ってお墓参りが出来るのではないでしょうか?昨年までの私は、8月といえば夏休み中の子ども達と過ごす余裕もなく、帰省客や観光客の賑わいをよそに畑にたたずんでいた事を思い出します。

天候に作用される畑の仕事や生き物の世話は、人間の事情はおかまいなしです。急な雷雨や洪水にうろたえオロオロと歩いたり、突発的な牛の疾病等では寝ずの晩で看病したり、予定や計画は全くなしです。

それでも農家は、それを成し遂げます。農家の仕事は子育てに似ているように思います。決して甘やかすのではなく、丁寧にサポートしていく事、形あるものやお金ばかりに執着せず働く事で、いつか形を変えて己に戻ってくるのです。丹精込めるとは、そういう事なのだと最近気付き始めました。



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