1999.11.17号 10:00配信


Home

劇団河童かわら版
ネットバージョン(6)
11/17


劇団河童かわら版(ネットバージョン)


11月16日(火)
いよいよ稽古も佳境に入ってきました。
昨日の稽古で突然変更を食らった隆博&夏季の稽古。
いやぁ、おもしろいのなんのって。(爆^。^)
あの二人は絶妙です。
どこからあのノリはやってくるのでしょう。
緊張の連続だった稽古場に一服の清涼剤。
とは、ああいうことを言うのでしょう。
さあ、われわれも負けてはいられません。
「悟朗の叫び」お願いいたしまーす。


「悟朗の叫び」

今日は本番の服でやったの巻

いやぁ、さむかったー

いやまずいなこれだけじゃ・・・
そおいやぁ、雪ふったねぇ・・・
いやぁ、さむかったー

なんだかんだでさむい一日だった。


うーん。どーも悟朗ちゃん、この場の趣旨を理解していないような・・・
「いいのよ、それで」
「へっ? あずみさん、それどういう・・・」
「真面目なのばっかりじゃつまんないでしょう。
皆さんに楽しんでいただくためには、笑いと娯楽が必要なのよ」
「なーるほど。さすが作者、奥が深い!」
「わかったら、次行きなさい」
「へーい・・・」
というわけで、「健ちゃんの一言」です。
と思いましたが、御本人の希望により、
「健ちゃんの一言」改め「健二&隆博のショートコント」に
改名させていただきまーす。

「健二&隆博のショートコント」
はいど~も~!
いや~この一言も3回目になりました。
せやけど、一言や言いながらいつも隆博が出てくるやろ、
「健二&隆博のショートコント」の方が良かったりして。
隆博:また下らないことを・・・
健二:現れたな。ええやろ別に・・・
隆博:しかも今日は関西弁ときた。
健二:しゃないやんか。関西人やもん。
隆博:最後までそれでいくんか?(うつってる)
健二:やめよか?
隆博:そのままでいいよ。
健二:それはそうと、雪だね(^o^*)
隆博:そうか、初めての冬だもんね。
健二:うん、タイヤ替えなきゃ・・・
隆博:まだなの(タイヤ)?早くした方がいいよ。
健二:そうだね
隆博:疲れているから、今日は帰る・・・
健二:早いな・・・って俺も落ち・・・
健二&隆博:じっまたね~~


なんか、今日は随分とあっさりした会話ですね。
はたして彼はタイヤを替えたのでしょうか?
と案じていたら、案の定6:45頃携帯が鳴りましたよ。
「すみません、これからタイヤとっかえます」
「なにいってんのよ。それじゃあ稽古間に合わないでしょう。
しょうがない。迎えに行くから待ってなさい!」
と健ちゃんを迎えに行く羽目に・・・
行きの車の中はとても言葉では言えない程、ソーゼツでした。
(おまわりさん、ごめんなさい!!!)
昨日よりすっかり冬になってしまいました。
なんで公演前に降るんだよーーー
稽古の帰り道、凍っていておっかないんだぞ~~~
あ~嘆いていていてもしかたがない。
昨日お約束しましたように、
「あずみ・じゅんのツブヤキ」をお届けいたします。
本日のテーマは「約束」です。
それでは、どーぞ! (ぼこぼこ・・・これはなんの音でしょう)

「あずみ・じゅんのツブヤキ」
約束・・・何処ででも、何時でもこの言葉は氾濫しています。
これって凄く恐ろしい。
守らない約束・・・これほど人を傷付けるものがあるでしょうか。
幾つになっても約束は楽しいし嬉しい。
お互いに心を通わせる瞬間。
でも、それが裏切られたら・・・
あなたは二度とその人を信じることはできないでしょう。
たとえその約束が叶ったとしても・・・
私はあえて、約束はしないようにしています。
果たして実行できるのかしら、守れるのかしら。
まずそれを考えてしまいます。
そして、必ずやれる!
その保証が自分の中に確かなものとしてある時だけ、約束をします。
とはいうものの、今公演の脚本、
「星空の下で迷子を探そう」は、そんな確かなものではありませんでした。
必ず書ける! そんな保証はどこにもありませんでした。
ただ、私の中にずっとくすぶっていた思いがありました。
16歳の時に、私はとても大切な人との約束を破ってしまったのです。
一生かかっても償い切れないようなことでした。
私が約束を破ったことで、私の人生もその人の人生も大きく変りました。
だからこそ、私は「約束」という言葉にこだわり続けているのです。
二度とあんな哀しい思いをしないために・・・
本作品の登場人物たちも、「約束」という不確かなものに翻弄されます。
彼らの姿は、まさに20年前の私なのです。
この芝居は私が裏切った人に対する、
懺悔なのかもしれません・・・


あのー、あずみさん、どうしちゃったんですか?
こんなこと書いてもいいんでしょうか。
まあ、あずみさんが御自分で書かれたんですから、いいんでしょう。
きっと・・・
さあ、木曜日から、稽古場を芸文に移します。
そこで最終的なチェックに入ります。
舞台装置、照明、音響、衣裳、小道具・・・
全ての役者とスタッフが一同に会して稽古します。
どんな仕上がりになるか・・・
私もワクワクしています。
皆様も乞うご期待!!!


目次前のかわら版次のかわら版

11月20・21日の両日、北見芸術文化ホールで
創作劇「星空の下で迷子を探そう」を公演する。

期日:11月20日午後7時より、21日午後2時より
前売:一般1,500円、大高中生1,000円、小学生700円
当日:それぞれ200円増し
※お問い合わせは布施さん(北見市役所 0157-25-1122)


ご意見・ご感想をお寄せください。
劇団河童の掲示板はこちら


Home
(C) 1999 Webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせはwebmaster@webnews.gr.jpまで