1999.12.1号 18:00配信


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劇団河童かわら版
ネットバージョン(18)
12/1


劇団河童かわら版(ネットバージョン)


芝居は金が掛かる(?)の巻

どうして芝居ってお金がかかるんでしょう?
こういう御質問はよくされます。
単純に考えていただくとわかりますが、
会場費(河童の場合芸文です)、プログラムやポスターなどの
印刷費、衣裳や小道具、舞台装置の制作費などなど・・・
今上げたものだけでも軽く200万は掛かります。
えー、アマチュアなのにと思われるかもしれませんが、
東京のプロ劇団のなかには1億5000万位掛かるところもあります。
私達の公演制作費には勿論ギャラなんてものはありません。
赤字になればみんなで負担しなければならない。
こういう厳しい現実があるのです。
おかげさまで今回はたくさんの方に観ていただいたので、
なんとか赤字にはならずに済みそうです。
どこかに「金は出すけど口は出さない」っていう、
素晴らしい応援団はいないもんでしょうかねぇ。
お金がすべてじゃないけど、
お金をかければそれだけ素晴らしい舞台になる!
というのも事実です。
だって誰だって、ダンボール一個しかないセットなんて
嫌ですよね。
昔、(といっても芸文がオープンするまで)
経済センターでやっていた時は、
一週間舞台を借り切ってやりました。
が、今はとてもそんなことできません。
仕込みの日を入れて4日しかないんです。
つまり稽古は一日だけ。
それは何故か? 会場費がめちゃくちゃ高い!
一週間も借りていたら、会場費だけで100万かかります。
なんとかならないでしょうかね、神田さん!
なんて愚痴ってもしかたありませんが、
とにかく芝居はお金が掛かる!
それ以上に時間も掛かる!
怠け者には出来ないことなのかもしれません。
さて、今回は「お金」についてお話しました。
次回はどんな裏話になるか・・・
乞うご期待!

それでは、また!


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