1999.12.3号 14:30配信


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劇団河童かわら版
ネットバージョン(20)
12/3


劇団河童かわら版(ネットバージョン)


さて、昨日に引き続き「年齢の相違」(Part2)です。
何故若い世代が必要か・・・
それは大抵の戯曲は若い世代が多く出るからです。
意識的に高齢の方しか出ない芝居を選べば別ですが、
そういう戯曲はほとんどない。
それにやるほうも見るほうも高齢者ばかりでは、
敬老会となんら変りなくなってしまう。
また、年齢と共に衰える体力。
これはどうすることもできません。
舞台を作るのも撤収するのも大変な体力が必要です。
高齢者ばかりでは時間も労力も倍以上掛かってしまう。
それと、若い人たちが売るチケットには
「お付き合い券」というのがない。
買った人たちは必ず見に来てくれる。
こういう点を総合的に考えても
若い世代の力がどうしても必要なのです。
では、「今」何をしたらいいのか・・・
具体的に「これだ!」という答えはありません。
今お金さえ出せば、どんな娯楽も簡単に手に入ります。
自分の好きなことがなんでもできる。
芝居というのは決して楽な娯楽ではありません。
むしろ苦労の方が多いかもしれない。
ただ舞台が終わった瞬間の感動は何物にも代え難い。
その感動を味わうためだけに、
何ヶ月も苦労するのかもしれません。
随分と硬い話になってしまいましたが、
こういう苦労もつきものなのです。
それでは、また!


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