中頓別町の砂金堀の歴史と現状についての簡単な紹介を2回にわたって書きましたが、今回は昨年行われた「全日本砂金掘大会」についての簡単な紹介をしてみたいと思います。
「全日本砂金堀大会」は『全日本砂金堀協会』(会長:弥永芳子、事務局:浜頓別町役場商工観光課)が平成4年から「砂金堀の歴史を学び、現代に砂金堀りの技術を広く一般に啓蒙するために。また、砂金による町おこしの起爆剤になれば。」として始めたイベントです。第1回大会は事務局を担当している宗谷管内浜頓別町(平成4年度)で、第2回大会は十勝管内大樹町(平成6年度)で、第3回大会は宮城県涌谷町(平成8年度)でそれぞれ開催されました。中頓別町は平成11年度に開拓90年・町制施行50周年を迎えることから記念行事の一環として行うことを決定し、1年間大会を先送りして平成11年8月8日に第4回大会を開催しました。我々としても初めてのイベントであり、試行錯誤しながらの準備期間でしたが、お手伝いいただいた各実行委員・浜頓別町の皆さんのおかげで無事に開催・終了することができました。
当日は141名の参加があり、各クラス(15歳未満の部・一般女性の部・一般男性の部)で予選・決勝とお互いの砂金掘りの技術を競い合いました。10〜20kgのバケツの砂中に決められた砂金袋が入っていて、水の入った競技用プールの中で器具を使い、砂の中からより早く、より多く砂金粒を見つけた人の勝ちという極めて単純・簡単な競技です。
この「全日本砂金堀大会」はその名が示すとおり国内大会であり「世界砂金堀大会」への国内予選でもあります。今回総合優勝した人は今年ポーランドで開催される「世界砂金堀大会」の日本代表選手として派遣いたします。(派遣費用は招待選手として第4回全日本砂金堀大会実行委員会が負担)。
ミレニアムの年の世界大会ですので、ぜひとも日本代表選手として頑張ってもらいたいと思います。
第5回全日本先堀大会の開催地・開催時期について今現在は確定していませんが、平成14年(2002年)には浜頓別町で「世界砂金堀大会」が開催されることが決まっていますので(日本で初めての世界大会!)、その前段大会として浜頓別町で開催される(平成13年度)可能性が高いと思われます。我こそはと思う腕自慢の方、もしくはこの記事を読んで砂金掘りに興味を持たれた方は参加されてみてはいかがでしょうか?
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