2001.1.7号 08:00配信


南極のドーム基地住人だった西村淳の
アドベンチャークッキング2
【気ままに語る食と人の話】

忘れていたエピローグ2


不言実行・寡黙・男は黙って・・・等の従来男らしいと言われている生活態度から38,000km位離れた性格の私は、思いついた事はすぐ口に出してしまう性癖を持っている。いろいろあっこっちでこれをやっているから忘れてしまって期待を持たせた2,000人位の人には、迷惑はたまた恨みをかっているのだろうが、いまだ告訴もされず「あのほら吹き野郎めー」位は言われているだろう。だけど40を越えると外見も含め人からなんと言われようと気にならなくなってしまった。

ちょっとずれると、性格破綻者・詐欺師・人格欠陥者・躁鬱症・禁治産者・精神分裂等の肩書きが付加される所だろうが、背中に乗っかっている守護霊「死んだ婆ちゃん」の力が強いせいか普通よりちょっとはずれているのだろうが、なんとか社会生活を営んで来ることが出来た。「どこかで修正しないと、好きな人・大事な友達等その内どんどん離れて遠くへ行っちゃうヨー」と心のどこからか天使になった私の声が聞こえてくるが、「うるせー一つ言って、それをこつこつ実行していく人は誠実と言って、 10の事を言って5つ実行していく奴をほら吹きと言うなら、俺は喜んでほら吹きになってやる!!

誠実な奴が世の中を動かした事があるか?不言実行の独裁者・政治家・芸能人に会った事があるか?」とわめきちらす本能だけの自分の声も聞こえてくる。どちらかと言えば後者の方が、本当の自分の声のようで、これまでの人生のテーマは「有言実行 たまにど忘れ」と送ってきた。話を戻して川村兄ちゃんの時はどうなったか・・・・?
見事に忘れた。きれいさっぱりパッパラパーと消えてしまった。「わかってるってー 大丈夫まかしといてIT's ALL RIGHT !!」とアルコールで溶けた脳細胞が発声信号を送ったものの、いきなり電源を抜いた古いワープロのごとく、日付が変わると同時にきれいさっぱり脳味噌のひだに刻み込まれることなく消え去ってしまった。

数日して当人から「あのー・・・結婚式の事ですけれど・・嫁に(関西ではハニーをこう言うとか)話したら結構乗り気で、進めて欲しいのですけど」と言われた。一瞬、今の小生意気なガキのごとく「ハアー??????」と言いかけたが、詭弁と取り繕うテクニックだけはピカイチのおじさんは「あーあれね?? まかしといてもう日本に問い合わせしているから」と瞬間的には答えたが、「誰の結婚式??」の答えを出すのにこの後数日を費やすこととなった。




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