「あのおっちゃんハリウッドシャワーしとりまっせ。間違いおまへん。」密告者の名前を明かすと命にかかわるので名は証せないが、関西弁を使うのは浪速の兄ちゃん事川村隊員しかいないので、これで命の危険に見回れるかも知れないが、北海道と奈良ではとてもガードできる距離ではないので、冥福を祈るしかない。
「水ごっそり使い凶悪犯」はなんとリーダーたる「金戸基地長」と「佐藤隊員」であった。二人とも、当直の日には洗濯の換え水をほんの一回多くして、シャワーもほんのちょっぴり多い時間浴びたことが、この凶悪事件につながった。日本にいると「なんと清潔な人かしら」で終わったのに・・・。特に佐藤隊員は、一日のハードワークが終わって温かいシャワーをたっぷり浴びている至福の時間に、「この野郎水の無駄遣いしやがって!」の言葉とともに、地獄の門番の様な形相をした私の強制捜査を受けたのだから、帰国した今でも、シャワーをたっぷり浴びるたびに思い出しているかも知れない。すんません、すんません・・・。
それとは対照的に水の減り方5cmと言う、驚異的な記録を毎回叩き出していた隊員諸氏も存在した。本山隊員と林隊員である。一人はバイキンマンと呼ばれ、もう一人はついにドーム基地では布団を使わず、寝袋一つで越冬終了した御仁だが、いったいこの5cmと言うのは・・・?? 炊事や飲料に使った量も含めてこの数字である。
1Cmあたり約7リットルだからわずか9名で35リットル・・・。これが一日の使用量である。多すぎるといってもわずか200リットル。一人あたりの基本的消費量はどっちにしても少ないが、少なすぎるというのも不気味である。これが1年間続いたのだから、もしかしてこの2人、一度も体洗わず?・・・まさか・・ゲッ!
「入浴中の水使いすぎ犯人」
注意:写真はすべて国立極地研究所に属します。
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