2004.3.10号 10:00配信


ぴかちゅクロカン体験記(その1)

(webnews札幌方面支局長・ぴかちゅ)


2月22日に遠軽など4町村で開かれた「湧別原野100キロクロスカントリースキー大会」(実行委など主催)に、不肖ぴかちゅは職場の先輩と23キロコース(丸瀬布中−遠軽いわね橋)に出場しました。

前日の交歓会での会話。
役場職員「ダウンしたら、救急車出すぞ」。
親しい人(葬儀屋経営)曰く「ダウンしたら、うちの車で送ってやる」。
ぴかちゅ「何・・・」

葬儀屋の車と言えば「霊柩車」。
運び込まれた先は、火葬場。
冗談じゃないです。

というわけで、交歓会での酒もほどほどに(と言ってもかなり酔っぱらってしまいましたが)、昨年は3時間半でゴールしたので、今年は「3時間」目標を決めました。ですが、スキーを借りていたものの、札幌では結局、練習せず。不安を抱えて、スタートを切りました。

「まず腹ごしらえしなきゃ」。とスタート直後の丸瀬布中玄関前に設けられた給食所でスポーツ飲料やバナナを賞味。次の給食所は遠軽町瀬戸瀬小めざしスキーを滑らせますが、次第に雪が激しくなり、深雪に足を取られて、ゆっくりペース。

ようやく到着した瀬戸瀬給食所。食べましたねぇ〜〜。豚汁2杯。サンドイッチ数切れ、おにぎりと、チーズ・・・。締めは友人から頂いた、ホットワイン。遠軽勤務時代に知り合った人たちからは、「元気で(仕事)やってるか」「まじめに仕事してるの?」などと冷やかされましたが、こうやって憶えてくれているだけで、非常にうれしい限り。感謝。

「いい加減に出発せよ」と、せかされ、仕方なく出発。ワインで顔を赤くして、千鳥足になるものの、「ガソリン」が効いて、いいペース。だけど、次第に「ガス切れ」。

次の若咲内私設給食所では「はちみつレモン」を賞味。ホントのはちみつから作ったようで、「うまい」。ぐびぐび飲んでいると、「これも食べなさい」。かつて取材させて頂いたおばちゃんがにっこりとソーセージ焼きを差し出してくれました。これまた感謝。

またまた、足止め10分間。雪が激しくなる中、ゴールに急ぎますが、食い過ぎて体が動かず。清川付近になるとスケーティングができなくなってしまい、ひたすら歩き、歩き、歩き・・・・。

やっとゴールしたのは午後4時すぎ。午前11時半のスタートですから、4時間以上かかってしまいました。一報、職場の先輩は初出場で練習もしなかったのに3時間ちょいでゴール。

その晩は、クロカンのボランティアの皆さんと焼き肉と鍋を囲みました。途中で、疲れてぐったりして寝てしまいましたが、またまた楽しいひとときを過ごさせて頂きました。

外は猛吹雪。大展開は翌23日の帰路に待ちかまえていたのです。
(札幌支局長・ぴかちゅ)



疲れ果ててゴールの救護室で休む情けないぴかちゅ=葬儀屋撮影=。

つづく



もどる札幌特派員の独り言インデックス



Home
(C) 2004 webnews
お問い合わせはwebmaster@webnews.gr.jpまで