proxy server、プロク(キ)シ、串、串鯖なんて言うそうです。
直訳で代理、委任、代理人、委任状という意味です。
電話線と一般的なプロバイダを使ってインターネットに接続すると、「IPアドレス」(詳しくは後述)が与えられます。あなたのパソコンのインターネット上における所在を表すもので、あなたの加入するプロバイダや場合によっては居住地程度はすぐに分かります。
試しに診断くんへ行ってみましょう。あなたの情報が出ましたね。
私の加入するOCNで行くと「*****hokkaido.mombetsu.ocn.ne.jp」とバレバレになるまで吐き出してます。
webページでは訪問者のIPを記録することもできます。IPが分かったからと言って、すぐに相手があなたの個人情報をつかめるわけではありませんが、裸の姿を見られていい気持ちはしません。相手が悪意を持ったリアルハッカーなら、プロバイダのサーバーに侵入し、個人情報を根こそぎさらわれる危険性もゼロではないですね。
そこで、服を着る、つまりproxyを経由させて(使って)みましょう。
簡単です。使えるproxyを拾ってきて、ネットスケープなら「編集」-「設定」-「詳細」-「プロクシ」-「手動でプロクシを設定」を選び、「HTTP」のところへproxyのアドレスとポートを入れる。インターネットエクスプローラーなら「マイコンピューター」−「コントロールパネル」−「インターネット」、「接続」で「プロクシサーバーを経由してインターネットへアクセス」をチェックしproxyのアドレスとポートを入れればOKです。
もう一度診断くんへ行ってみましょう。だいぶ隠されてますね。ここはそのproxyが使えるか、判定もしてくれます。
つまり、proxyというのは、あなたが接続しているサーバーの代理人として、ウェブページから情報を引き出してくれるサーバーのことです。
ちょっと待った。「proxy sereveなんて知らない!」「ポートってなんだ?」。そりゃそうですね。
残念ながら、こういう場で使えるproxyを公開することははばかられます。ですから自分で探しましょう。
といっても、これまた簡単です。gooなどの検索エンジンで「串」「串鯖」「proxy」と検索しましょう。リストを置いたページが結構ヒットするはずです。
また、ポートというのは、簡単に言えば「入り口」のことです。
リストには
squid.******.net:3128
という形であります。
この「:」以降の数字がポートで、proxyの場合、8080や3128が多いです。自力で探す方法もありますがこれは次回以降で。
リストにあるものは、すでに使えなくなっていることが多々あります。最初は、面倒ですが一個一個設定し、確認するといいでしょう。まとめて判定してくれるソフトもあります。
ところで、勝手に他人のサーバーを経由していいのでしょうか?
一応良い、というのが現状のようです。ただ、最初はwebサーフィンくらいにとどめましょう。あまりサーバーに負荷のかかる使い方(後述)をすると、proxyの寿命が縮みますし、ほかのユーザーにも迷惑です。勝手に使うわけですから感謝の気持ちくらいはあっても良いかも知れません。
さて、あなたはこれで一応の匿名性を手に入れました。ちょっとよからぬ考えが浮かびます。掲示板に「○○を××してくれたら10万円」「薬物売買etc…」なんて書き込みも、とか。
多分、あなたはハッカーに厨房と見なされ攻撃を受けるか、塀の中に落ちます。
理由は…次回に。
991016
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