■PGPでなりきり007
いよいよ、盗聴法が日本でも成立しました。是非論はさておき、第三者に手紙を見られるってのは、あまり気分の良いモノではないですね。だったら暗号化しちゃいましょう。なんだか格好いいですね、007見たいです。
PGP(Pretty Good Privacy)は、アメリカのフィル・ジーマンと言う人が開発したパブリックキー方式の暗号です。世界で最も普及しているといい、公開鍵と秘密鍵を利用して…って分からないですね。郵便ハガキを例に考えてみましょう。
ハガキをベッタリと黒く塗るインク(公開鍵)と、それを落とせる洗剤(秘密鍵)があるとします。このインクと洗剤の組み合わせは世界で一つしかありません。ハガキをインクで塗って文面が見えないようにし、届いた時に洗剤で落とせば、運ばれる途中、誰かに見られる心配はなくなりますね。間違って第三者に届けられても、その人は洗剤を持っていないので読むことは出来ません。
郵便局にAさん専用のインクを置いておき、Aさん宛のハガキはそのインクで塗りつぶしてもらうようにすれば、Aさん宛のハガキの機密は守られるといわけです。
どうでしょう? つまりインクは、送る人に持ってもらう「公開鍵」で洗剤が自分しか持たない「秘密鍵」ということです。これを電子メールでやってしまうわけですね。
PGPの暗号解読は、スーパーコンピューターを使っても数年かかると言われます。カダフィ大佐やサダム・フセイン大統領も使っているらしいので、その強さは折り紙付きです(爆)。ますます怪しくなりますが…前置きが長いですね。とにかく使ってみましょう。子供の時にやったスパイごっこの感覚でダイジョウブダイジョウブ。
▽PGPを入手なのだ
なにはなくともPGPがなければ話は進みません。The International PGP Home PageかPGP国際版のホームページ(日本語版)へ行ってダウンロード(DL)しましょう。DLするのは、フリーウェア国際版。99年11月現在、最新バージョンは6.5.1i。無料です。
8MBもあるので、モデムが28800だと一時間近くかかります。テレホタイムを利用しましょう。でもテレホタイムは激重だったりします^^;
また、PGPに化けたトロイの木馬(ウイルスに似た悪いソフト)もあるらしいので、上記以外ではDLしない方が賢明です。
▽インストールなのだ
「PGPfreeware651i.exe」がDLできました。
ダブルクリックすると、よくあるセットアップ画面が出てきます。頑張って英語を読んで下さい^^; 名前(ハンドルでもOK)とメールアドレスはきちんと入れれば、後は何も考えずにnext、okを押していって構いません(笑)
ただし一点。後半に「Do you have existing keyrings you wish to use?」と出てきます。初めて使う場合、当然NO(いいえ)を選びます。
最後に「再起動しますか?」と英語で聞いてきますので、「Finish」を押せば、再起動、PGPが使えるようになります。
▽My Keyを作るのだ
すいません。力つきましたので、PGPの使い方は次回で。
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