何でインターネット始めたの。きっかけは? 大概「モロミエ画像」「アイコラ※1」と答えてくれる良い友人に、私は囲まれてます。『with love』?『ユー・ガット・メール』? そういうの不可です、ハイ。
でも、そんな画像収集も半年やれば飽きますね。中にはネット歴4年目に入るにもかかわらず、飽きずにモロモロ画像を収集している友人もいて、5GBのHDDがパンクしてたりします。
画像収集に飽きた人は、大概出会い系ページに行きます。いわゆるメルフレ募集ってやつですね。有名どころはあっちゃんラブラブお見合い、リンク集ならSearching partners (mon-ami)、無料で出会いのリンク集が充実してます。
その前に、何も言わずにネカマ道に行ってみましょう。
すでに、顔から血の気が引いた人いません?
村上龍さんが『イン ザ・ミソスープ』の中で、デートパブで遊ぶ男を描きながら言います。「いまの男の寂しさは異常だから」と。出会い系ページだけを見て回ると「いつの間にインターネットはテレクラになったのだぁ」とつぶやくほど、花盛りでもあります。
ただし、そこにある女性のメッセージが本当に女性のものなのか、確認することはまず不可能でしょう。
せっかくネットにつないでいるのに、メールが来ないとやっぱり寂しいです。それに、普通に生活していれば知り合えないような人と知り合えるのもネットの楽しいところです。
そこで、ネカマに引っかからない方法を考えてみましょう。
○いかにもH ex)「Hな気分になりました。相手探してます」。いくらネットでも、そんな女いるかぁ。いたら会ひたい。
○いかにもありがち ex)「田園調布に住んでいる聖心女子大生です」。ハイハイ分かりました。
○いかにも冗談 ex)「似ているタレントは藤原紀香です」。大した自信じゃ。
○いかにも寂しい ex)「彼氏と別れたばっかりです」。撒き餌です。
自分が男を引っかけようと思った時、どんなメッセージを書くのか考えてみると、イメージがわくかも知れません。ただ、実際問題、アップされている文章だけで、ネカマかどうか判断するのは難しいです。なので、返事の出す場合、最初は自分の個人情報は出さない方が賢明でしょう。
いきなり、「札幌に済んでいる×××(実名)です。×歳で煤゚∝大学2年生」なんてやってしまうのはアホです。勿論、素のメールアドレスも駄目です。
それにしても、ネカマ道の主宰者。結構頭良い人だと思いましたけど、どうでしょう?
ネットで出会いを求めるなら、掲示板よりもチャットの方が良いかも知れません。言葉遣いや話題で、ある程度ネカマは見破られます。巧みにメールアドレスやICQのUINを聞き出して頑張って下さい。
では、くれぐれも恥ずかしいメールをさらしモノにされることのないように、合掌。
ところで、女性ならメルフレに困ることはないと思います。
試しに、どこでも良いからメルフレ募集掲示板に登録してみましょう。一日数十通のメールが届きますっ、てだから何で知ってるのだ、おいら。
最後に。『イン ザ・ミソスープ』(幻冬舎文庫)も面白いですけど、『もてない男−恋愛論を超えて』(小谷野敦著、ちくま新書)もお薦め。暇な人は読んでみてね。
※1アイドルコラージュの略。アイドルの顔とヌード画像をフォトショップなんかで合成したやつ。時々週刊誌に「無法ネットの狂乱」なんてタイトルで槍玉に挙げられますけど、その週刊誌がアイコラ写真載っけて部数増を狙っているのが見え見えだったりしますね。
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