2001.6.25号 15:00配信
【ごりさんメール】
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今日はサロマ湖ウルトラ100キロマラソンの日です。ごりさんの先輩である“教官”をお迎えしています。これもネットを通じてごりさんとも出会ったそのご縁の続きです。ご本人のみならず、早朝より緊張・興奮するごりさんのメールしきりなり。教官の10キロごとのタイムが速報でごりさんの携帯に入るようになっていて、様子が手に取るようにわかるようです。 100キロも走る人の気が知れない、これが初めのわたしの感想でした。高校時代、強行遠足で40キロ走ったことはあるものの、泣きながら走ったことを思い出すと、もう2度と走りたいとは思いません。それにしてもものすごい数の参加者です。みんな何を思い、何を求めて走るのでしょう。ただただ、ひたすら走るのです。 今日はとってもいいお天気でした、朝からピッカピカの朝日がサロマ湖に上りました。去年も暑かったのです、でもそれを上回ることを予想させる朝からの上天気でした。気温は予定通りぐんぐんと上がりました。フルマラソンの40キロを過ぎるあたりから、高温とアスファルトの照り返しとで、ランナー達を苦しめたことと思います。サロマ湖をぐるりとまわる道を、あっつい最中に大勢の選手達が走り続けていました。のどもカラカラ、身もこげるようであったと思います。思わず「こりゃあ鉄板焼きレースだ」と思いました。 今日の大会は、あまりの暑さに記録も思うように伸びなかったようです。また、例年完走しながら今年は残念ながらリタイアせざるを得なかった人も多かったようです。自然には逆らえないという、過酷な現実に悔しい思いをした人も多かったでしょう。またそんな中、自分との戦いに勝ち抜き走り抜いたたくさんの方達に賞賛の拍手を送りたいと思います。もちろん教官も、見事に100キロを走り抜きました! 北海道のオホーツクで真っ黒に焼けたみなさん、心の中に何が残ったのでしょう。やさしかったのはサロマ湖の風でしょうか、それともボランティアの高校生がかけてくれた命水だったでしょうか。今年のサロマ湖100キロウルトラマラソンは鉄板焼レースでした。その一端を経験できて、わたしも幸せでした。そうか、どの参加者も、どんな思いをしたにせよ、幸せを感じにやって来たのかと、ふと思いました。 |