2001.9.16号 07:00配信
日本一周をして歩くごりさんを真似て、わたしも歩いてみようと思ったのはいつだったでしょうか。せめて良く行く北見までと思い、一度には無理なので、行ける日に行けるところまで歩くことにしたのです。それと同時にごりさんの歩みと共に、わたしの思いを書きつづり始めたのがこの梅小路でした。当のごりさんはすでにゴールして後はわたしだけとなり、今日、残りの道程を歩くことにしました。 今日はおよそ15キロ、4時間の道のりでした。ゆっくり歩けば大丈夫とは思っていたものの、ひとりで歩くのはやはり辛かったです。途中、車が止まり、てっきり「お姉ちゃん、乗ってかない?」と言われるかと思いきや、窓から顔を出したおじさん曰く「何してるの」、知人でした。「歩いてるの」、的を得た答えです。 道も、登りはかなり辛かったです。スピードが落ち、足どりも重くなります。そんな時は、250日、寒い時も暑い中も歩き続けたごりさんを思いました。そしてごりさんが5月のこの同じ道を歩いた時には新緑の輝くばかりでしたが、今はもう秋の風に枯れ葉が舞うようになりました。ごりさんは本当に偉大です。そんなこんなやあれこれ考えながら、どうにか北見のゴールにたどり着けて、わたしもホッと一安心。 そのあと車で今来た道を戻る時の早いこと早いこと。車は早すぎます、本当に。 ごりさんに出会い日本一周を見つめ、ごりさんの真似を少しし、考えることが色々ありました。歩き初めはけっこう辛くても、そのうち慣れて惰性で歩けるようになるものだということも覚えました。普段の生活の中でもいろいろ辛いことがあったりしますが、初めは耐えられないようなことも、徐々に慣れて強くなり乗り越えられるでしょう。何ごとかあるにつけ、大袈裟のようですが、この歩いた道のりを思い出して一歩一歩乗り越えたいものです。「山登りは一歩ずつ」もごりさんに教えられた言葉です。遠い道のりこそゆっくり歩むものなのだそうです。車に乗ってばかりでは、こういうことも身を持って覚えることはできません。道端の花にも目が届くような人生の歩みをこれからも心掛けたいと思っています。 拙い「梅小路」をお読みくださったみなさん、ありがとうございました。ごりさん、一番にありがとう。webnewsにも、深く感謝いたします、ありがとうございました。 「梅小路」〜さくらうめこ |
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写真撮影:webnews編集部 |