2002.11.24号 06:00配信
空港への道中、いつもの道なのに気分はすでに旅心。見慣れた景色も新鮮に見えるのはいとおかし。女満別出発にていつものように文庫本1冊手に入れ飛行機に乗り込む。しかし文庫本っていつの間にあんな値段になった?560円、高くてビックリ!空の上では今までの疲れがいっぺんに出て、ひらすら船こぎ眠るのみ。飛行機で船こぎ、これまたいとおかし。途中ふと目覚めると、窓から富士山がはっきりきれいに見えていた。デジカメに収めようと慌てて用意している間に富士山は翼の影に。いつも何となくドジくさいわたし。徳島空港着。以外とこじんまりと小さな空港であった。ここは四国と思って外を見ると、たわわに実る柿に木が目につく。畑にも青々とキャベツだの大根だのが繁っている。さすが南国の四国徳島であった。 以下はタクシーの運ちゃんの話し。「ここは藍で有名なところ。徳島は豊かやよ。食べるものに困ったことがない。そやから政治の力を借りんでも良い。信州野沢菜漬けの材料もそのほとんどが四国産。なんてったて1年に3回採れるものね。」などとしゃべりながら一路鳴門海峡へ向かう。淡路島を間近に望み、でっかな大鳴門橋が出迎えてくれた。さっそく船に乗り、鳴門の渦潮を見に行くも、潮の関係でいつもいつもそう見られるものではないとのこと。それでも波は高く、盛り上がるような波と飛び跳ねる波の合間に、波と波とがぶつかりあって確かに渦も巻く。これがかの有名な鳴門の渦かと、「のの字」のナルトがふと頭に浮かんだ。 お泊まりはグランドホテル。最上階の展望のきく温泉につかり、「つぶ塩マッサージソープ」で身を浄め、ところ変われば温泉の石鹸も変わると感心した。そう言えば部屋のお茶も、うちの近くであれば最近はマイタケ茶とかトウガラシ茶などが温泉では良く出るが、ここは流石にスダチ茶である。お菓子もスダチタルトであった。では食事はと楽しみに出かけると、何と鯛の会席であった。鳴門鯛というのが有名だそうで、さすがにおいしかった。鯛のお造り、鯛のしゃぶしゃぶ、鯛寿司、鯛の宝楽焼き。圧巻はお造りの残りで作ったあら煮である。これが最後であったが一番おいしかったような気がする。その他のメニューは前菜として珍味3種、海老と金時芋の天ぷら。お芋も大変おいしい。そう言えば宝楽焼きのツブだと思ったのはサザエでありました。あと、茶わん蒸しと酢の物と、水菓子もスダチのアイス。食べ物の話ばかりだな。 初日はこうして終わりつつあるのだが、せっかくiBookを大事に抱えてきたはいいが、写真の整理もと思っていたのに何と肝心のカードリーダーを忘れてきてしまった。やっぱり何か抜けちゃうのね。でもせめて文章をまとめるのにはやはり良かったかもしれないと思いつつキーを打って今宵もふけゆくのでありました・・・。寝る前にもういっぺん温泉に浸かってこようっと。極楽極楽。 |
飛行機の窓から見た富士山 |
鳴門海峡にかかる橋。淡路島へつながる。 |
渦に・・見えますか? |
すだちタルトとすだち茶。 |
鯛のお造りです、おいしかった。 |
これも大変においしゅうございました。 |