2000.1.4号 07:30配信


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Wine とCheese の部屋

普通の人のwine選びの虎の巻(2)


産地の名前のついたWINE。


 WINEはブドウ名以外にも、産地の名前やメーカーブランドの名前からついていることは虎の巻(1)に書いたとおりですが、今回は超メジャーな産地の特徴について紹介したいと思います。
 WINEの生産国は、数多くあるが、そのうちの80%がヨーロッパ産でうち日本で飲む輸入WINEで超メジャーな生産国といえば、第1位がフランス、そして第2位がドイツです。その他ではイタリア、スペイン、ポルトガル、などが続きます。また、アメリカのカリフォルニアワインもよく飲まれていますね。また、チリ、オーストラリアのWINEも最近よく見かけますね。
 地図で見ると、北緯30度〜50度、南緯20度〜40度の地域に分布しているようです。この辺りがブドウ生産の適地になるんでしょうね。気象条件や地形・土壌・日照条件などがブドウの酸味や糖分を左右するようです。
 同じヨーロッパのイギリスでは生産はされていませんが、イギリスは植民地時代に植民地でWINEを生産させ、消費には大いに貢献したようです。
 イギリス人は、スコッチウイスキーしか飲まないなんてことはないみたい。

 まずは、いくつかの産地の特徴をまとまておきましょう。

フランスボルドー

フランスを代表する最高級の産地。赤ワイン用のカルベネ・メルローなどを栽培。白ワインももちろん生産される。ビンの形がボルドーって感じで紳士のようなきっちりしたビンに収められる。シャトー・・・といった名のワインが多いと思う。

ブルゴーニュ

ボルドーの対抗馬的存在。赤はピノ・ノワール種、白はシャルドネ種がつくられる。ビンもやや丸みを帯びたビンに収められる。

シャブリボジョレー

ブルゴーニュの1地域。シャルドネ種の白の辛口のみを生産。ブルゴーニュ地方の1地域 赤のガメイ種を栽培し、ボジョレーヌーボーは有名。軽くてフルーティなワインで飲みやすい。

ミュスカデ

フランスのロワール地方の栽培地。ミュスカデ種というブドウが栽培され、軽めの辛口白ワインが生産される。

キアンティ

イタリアのトスカーナ地方のワイン。黒ブドウのサンジョーゼ種で程良く軽く、コクのある赤ワインが生産されている。

ソアーヴェ

イタリアのヴネット州の栽培地。白ブドウのカルガネ種から軽くて程々の酸味がある辛口白ワインがつくれれている。

モーゼル・ザール・ルーヴァー

ドイツ黒猫ワインラベルのシュバルツェカッツェなどで知られる地方、リースリング種のブドウが多く、やや甘酸っぱくジューシーな白ワインがつくられている。

ライン

マドンナワインで有名。シュバルツカッツェよりやや甘い白ワインを生産。はじめてワインを試されかたは、このマドンナと書いたラベルを見つけてみては。はじめての1本にもいいかも。

ナパ・ヴァレー

カリフォルニアを代表する栽培地。ナパの赤ワインは特に有名。カルベネをはじめ多くの種類のブドウが生産され、ブレンドされたワインが多い。イメージ的には軽めのフルーティな感じがするが、最近では個性的なワインも多い。


 ブドウの種類には、虎の巻(1)にない品種もありますが、メジャーなブドウと有名な産地が見えてくれば、ワインを選ぶ幅ができてきますよね。



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