2001.8.27号 07:00配信
中学で英語を習い始めた時、最初の頃に出て来た『COW』という単語。これを直訳すると、ご存知でしょうが、乳牛・雌牛と言う意味になります。 実は私、この頃から学友に『カウ』と呼ばれるようになったのです。どうしてだと思いますか?決して、“牛”に似ているわけでもなく、行動が“牛”のようにトロイわけでもありません。(のんびりはしてるけどー)そのニックネームの理由は自分でも分からず、ある日、友人に尋ねてみました。すると・・・な、な、なんとー!口癖だったんです。「まったくもう〜」というのがー。なるほど!って関心しないで下さいよ。思春期の乙女(?)にとって『カウ』などというニックネーム嬉しいわけがないじゃないですか。せめて、もう少し小さめの動物なら・・・。 今思えば、その頃から牛飼いになる運命だったのかしらん?なんて思ってみたりもしますが、当時の私にはイヤでイヤでたまらなかった。それから後、「まったくもう〜」を口にしないようにと努力はしたものの、『カウ』の嵐は一向に治まらなかった。それどころか、クラスメイトの男子は、「お〜い、うしちゃ〜ん」などと呼ぶようになった。抵抗するのを諦め、「もう〜」っと返事をしてしまうノリの良い私。『うし』が固定してしまい、用事もないのに「元気かーうしちゃん」なんて頭を撫でられたりした。 あの頃の私、“牛”なんて見た事もなかったのに、“牛”という生き物に興味を抱いていたようです。今、牛飼いになって、目の前にある大きな体に何故か親しみを感じてしまう。何年かぶりに会う学友の前で、相変わらず「まったくもう〜」っと口走っている私です。 |