2002.8.5号 06:00配信


大草原からのぷちメッセージ

子どもの遊び 今昔

(by いくちん)


農家地帯、いわゆる「農村」に住んでいた頃は、子ども達の遊びといえば、昔ながらの“かくれんぼ”や“缶けり”。近所の子ども達が集まると、広い敷地と沢山の雑品をおおいに活用した“秘密基地作り”で楽しんでいました。ほのぼのと笑顔で眺めていたのですが・・。

市街地に引っ越してきて数ヶ月が経ちました。子ども達の遊びは、以前とさほど変わらず屋外を走り回る遊びが主流でした。“子どもは太陽と仲良し”そんな言葉がピッタリ。私も思わず「仲間に入れて!」っと、後を追いかけ走り回っていました。

ある日の午後、急な夕立に遭い、友達を沢山引き連れて家に入ってきた子ども達。窓の外を眺め、いつ止むかも分からぬ雨を横目に退屈していました。そんな時、最近知った「王様ゲームをしよう!」という声があがりました。

みなさんご存知でしょうが、王様のカードを引いた人が、他の人に命令するゲームです。そんなのちょっとイヤだな〜っと思いながら行く末を見守っていたのですが、親の心配をよそに、子ども達は子ども達の“きまり”をもって楽しく遊んでいたのです。その指令の内容は、実に軟らかいもので、「1番が2番をこそばす」とか、「3番が4番の肩叩きをする」とか。おかしな指令を出した人には、「そんなのなし!王様退場!」なんて言葉が飛び出すのですから実に可愛らしくて、これまた「仲間に入れて!」と言ってしまいました。

夏休みに入り、朝から晩まで外で走り回っている娘達。先日の昼近く、泣きながら帰ってきた長女に「どうした?けんかでもしたか?」と聞くと「だって、○○君達が仲間はずれにするんだもんっ」と言うのでした。子ども同士の事とたいして心配もしてなかったのですが、昼ごはんを済ませた頃、当の○○君が窓越しに「○○ちゃん、あそぼ〜」と叫ぶ声。「ちょっと待って〜すぐ行く〜」っとデザートのプリンを口いっぱいに流し込み、ヘルメットをかぶって走り出ました。

男も女も関係なし。以前に「ルールはなし!泣いた奴が負け!」っと言っていた○○君の言葉を思い出し、誇らしげに微笑んでしまった母でした。



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