2001.10.18号 07:00配信
最終章だから、一回ですっぱりと終わって本来の「気ままにかたる食と〜」に戻りたいのだが、文才のなさと、優柔不断さが相乗効果を生みだして、今回もだらだらと書いている。 話を少し戻して、私の駄文が「本」になって世の中に流通し始めた時点で、正直少し迷っていた。売れ行きもまあまあだったみたいで、「春風社」から、次回作のプランが提示されそれにも腰をすえて打ち込んでみたかったし、何にも増して自分の才能と言う物を全く信用していなかった。己の事は自分が一番理解していると思っていたので、「面白南極料理人」を書き上げた時点で、ネタと才能の収納タンクが早くも枯渇しかけているような気がしていた。いつのまにか攻めから守りのマイナス思考になっている事に気がついていなかった。 たまに天から降りてきて、手を貸してくれた「文章の神様」も気だけ先走ったライターの卵にもなっていない、まだミトコンドリア位の駆け出しには協力してくれるはずもなく、たまにパソコンの前に座っても、一行も書けないうちに挫折し、Yahooのオークションや、ずーっと滋賀県から温かい声援を送ってくれていた、私の初めてのファンと言うか、メル友の「TARAKO」さんとの、メールのやりとりでその日は終了と言う状態がずーーーーーっと続いていた。 プロのライターならスランプと言うのだろうが、これはあきらかにそれとは違う。強いて言えば「虚脱状態」と定義づければ少しは近くなってくる。まあそんなダラダラグッチャリ状態がしばらく続いていた。 時系列を呼び戻して、目の前では「和久井さん」と「K氏」の会話が続いていた。10月にせまった番組の放送時間枠の話をしていた。この時「和久井さん」が出演している朝6が、ズームイン朝の枠に組み込まれるとか、そんな話だった。和久井さんが一言。「今の若者って底が浅いってよく言われるけれど、それはそれでマルチでいいと思うんですヨ。そうしてその内自分の風を捕まえられれば・・・・」 ポーンと気持ちが抜けた。雲の切れ間から陽光がのぞいたような、スッキリした気持ちになった。「今の俺って風が吹いている。このままだとやんじゃう! 大変だ!!」考えてみると、しばらくUPしていない間にネタはどんどん溜まり、パーティーもたくさんやっていることに気がついた。瞬間にある顔が浮かんできた。悲しいことにオカジマン事、「webnews」の主宰岡島氏のにこにこ顔だった。なんでもかんでも書いてやろうと思った。札幌から帰る途中に、岡島氏の顔を見に北見市の「webnews」に立ち寄った。相変わらずのにこにこ顔で応対してくれた。エネルギーが体に満タンにチャージされるのが体感できた。とにかく走らなければ、風格も体裁もない 文章なのだから、とにかく次から次へと書いていかなければみんな逃げてしまう。・・・と自分で結論を出した。 そんなわけで、自分だけではちょっとの間だと思っていたけれど、中断していた「アドベンチャークッキング」再開しまーす。 次回は「仮題。仰天同地!! 企画から立案実行まで3泊4日ウェディングパーティー」からですヨ。
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