どんな料理人でも、その会のゲストや雰囲気を思い浮かべてイメージを膨らませていくと思うのだが、今回は最初から決まっていた。起案者でエグゼクティブプロデューサーの小野氏から「今回のテーマはオホーツクの四季を料理で表現して下さい。デザートのお菓子も含めてお願いします。それから NHKの取材も入っていますから頑張って!!」・・・と又々超弩級のプレッシャースペシゥム光線が、浴びせられた。
数日してやってきた日本放送協会の若き放送記者 平沢氏の言によると「今回レセプションに、オホーツクの四季を表現したお菓子を作ってくださるとの事でよろしくお願い致します。」との挨拶。「えっ?? お菓子・・・」いつのまにかケーキ屋さんが出店する気配になっていた。
「あのー・・料理を作って出すってのはなんとかなると思うけれど、お菓子だけ??????」なんだかTVチャンピオンの「ケーキ職人コンテスト」に出場するような気配になってきた。
若いというのは一徹と言うか恐ろしいと言うか、とにかくこの平沢氏、私のことを固くケーキ職人と信じてるようでいくら「ケーキは素人でーす!!。」と投げかけても「はい。それでですネ四季をケーキで表現されると言うことですが・・・」いまさら地元のケーキ屋さんに就職しても間に合わないし、お菓子それもケーキで季節を表現するなんて早くも「国際レセプション」ピーンチである。
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取材中のNHKクルー
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