そのピンチを救ってくれたのが、高校時代の同級生、結婚して初めてのバレンタインで「友情」とでっかく書かれたチョコをくれたひと、小さな胸に大きな心を持った我妻「みゆきちゃん」であった。「まっいーか」この言葉を心の糧として、独身時代にディパックを背負ってケニアにチータを見に出かけ、撃墜された直後の大韓航空に搭乗してUSAに留学し、そこで10$で運転免許を取得し、新婚旅行代わりに出かけた羅臼ツアーでは、堂々と国道の右側を突っ走り、初の南極行の見送りの際には、まだ9ケ月の長男を背負い、1年4ケ月の別れを前にして、泣きの涙でハンカチを振るのが似合う情景でさっそうとVサインを出してくれ、そして思春期を迎えつつある長女と長男にはさまれて、我が家で一番身長が小さくなっても、いそいそと南極にでかけてしまう亭主を後目に、がっちりと子供達の上に君臨している、最初に顔を見てから30年を越えているのに未だ「へえー・・・」と思うことの多い女性である。
「なんとかなるっしょ」この一言でケーキで作る風景もGO!!となった。
ケーキも料理の一種と考えて、スポンジはなんとか焼けるし、シフォンケーキは江別で喫茶店を経営している友人に依頼し、後はアスピックやテリーヌ等の、オードブルのテクを応用し、飾り付けは前述の「みゆきちゃん」にお願いすればなんとか逃げられるのではないかと・・。いろいろ話し合って、お菓子の風景は白とブルーを基調した、冬にしようと決定した。
ケーキ製作風景
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