アドベンチャークッキング番外編
秋の気配がオホーツクの街にも漂ってきたある日、転勤話が届いた。
遠い港町、「函館」に去っていくのは皆様ご存知、田中 徹氏ことt2t2である。優秀な北海道新聞の記者にして「webnews」の要職を兼任する好青年の彼との出会いは南極から帰ってきてまもない頃、取材に巡視船を訪れたのが最初だった。
「寒くて大変だったのではないですかー?苦労した点はどこですかー??」と月並みな質問の嵐だったが、あまりにも素朴にして、純な彼の態度につられ、「南極は寒くて当たり前だろが!!」と悪態をつくことはもちろんせず、喋らなくてもいいことまでべらべら語ったがよけいな事はカットされて、記事は作られていた。しばらくお互い鳴りを潜めていたが?ある日、私が「webnews」に参加したことで、つき合いが復活した。ずーーーーーと紋別市で暮らしていくのかと密かに思っていたが、さすが北海道のメジャーなマスメディア「北海道新聞」。平和な紋別市から見れば、はるかに刺激と事件が多い・・・だろう「函館市」で彼の才能を生かす事に決めた・・のだろう・・・・・・・多分・・・・。
聞くところによれば、帯同家族一覧に書く「配偶者」。古来から伝わる用語で言えば「嫁」。普通に書けば、「彼女」。を連れていくのだとか・・・・一瞬取材に名を借りた、公私混同をしたのじゃないかとの思いが心をよぎったが、そうでもしなけりゃ、彼女ができないであろう激務の新聞記者と言う職業を考えれば、素直に「よかったねー!!」とエールを送ろうと、ロマンス等という甘いフレーズはすでに宇宙の彼方へぶっ飛んで行ってしまっているおじさんは胸の中で誓いをたてた。
立てたとなれば付随してしなけりゃならないのは私の、ライフワーク・永遠のテーマ・そして趣味の大宴会!!!!「やってやろうじゃないのー」と毎晩のアルコールで溶け欠けた頭の中で密かに考えた・・・・が・・・・問題点が多々あることに気が付いた。
まずは場所。私の一番弟子にして心の恋人。佐呂間町のさくら うめこさん宅 通称「うめこ亭」も頭に浮かんだが、そこではうめこさんが必然的に、もてなし係に任命されてしまうので、ゆっくり送別の宴は出来なくなるし・・・。ちょっと格好良くて、静かで、ちょっとおしゃれな建物はないかいな〜と思っていたら格好の物件が見つかった。
「木健」に勤務するテニスの名人「岩澤氏」の邸宅の一階がもとレストランで今は空いているというではないか!!お伺いを立てたら快く承諾して下さり、第一の関門は突破できた。
会場ダー
雰囲気サイコー
注意:写真はすべて国立極地研究所に属します。
個人で楽しむ以外(メディア等への掲載)は禁止します。
|
|