2000.11.28号 07:00配信

さよママのひよっこ育児日記
わかんない！


　いやあ、参った。噂には聞いていたけど、まさかこれほどとは思わなかった。幼児特有の、「なぜ？なに？」質問攻撃。

　朝食の仕度をしていると、娘がやってくる。
娘 「きょうのごはん、なに？」
私 「お魚と、おいものお味噌汁。」
娘 「なんでおいもなの。」
私 「昨日お隣のおばあちゃんにいっぱいもらったからね。」
娘 「そうか。おいものおみそしるだよっていったら、おとうさんなんていうかな？」
私 「おいしそうって、言ってくれるよ。」
娘 「なんで？」
私 「お父さん、おいも好きだもん。」
娘 「そうか。まるちゃん（うちの飼い猫）はなんていうかな？」

　…まさに『ああ言えば、こう言う』状態が延々と続くのだ。朝から晩まで一日中これをやられると、正直言って本当に疲れてしまう。

　好奇心のアンテナがいつもクルクル回っていて、何から何まで気になって仕方がない…そんな様子の我が娘。なぜカラスは空を飛べて、ペンギンは飛べないの？白い紙に白い色鉛筆で書くと何も見えないのはどうして？　日曜日ってなに？
　出来るだけ上手に答えたいと思う。わかりやすく、間違いの無いように伝えてやりたいが、現実はやっぱり厳しい！　今まで全く気にせずにいた事を突いてくる娘に、勉強不足の母親は四苦八苦。いつも答えは苦し紛れ、娘はわかったようなわからないような、何とも複雑な表情…。いろいろ知りたがるのは決して悪い事じゃない。しめしめ、この子きっと賢くなるぞ。そう思ってこれからも無い知恵振り絞るしかないか。

　ああ、でも、やっぱり大変！　今日もまた「なんで、なんで？」の嵐！　困り果てた私はとうとうごまかし作戦に出た。
「何でだろうね。お母さん、わかんない！」
　これであきらめると思いきや、娘もすかさず…
「だれにきいてみないと？」
「え？…う〜ん、お父さんに聞いてみないとわかんない。」
「そう。おとうさん、なんていうかな？」
　…あ〜あ、お母さんの負け。世の中を再発見するつもりで、あなたの好奇心にとことん付き合います！


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