2002.11.26号 06:00配信


さくらうめこの梅小路『四国の旅』

11/20 南国市(大平洋)から高松(瀬戸内海)へ

(サロマ町:うめこ)


今回の旅行は実は観光でないので全く駆け足で名所旧跡を見る余裕はないのであるが、せっかくここまで来たのだから是非行きたいところもある。それで、朝食前の早朝にタクシーを飛ばして行くことにした。まだ暗いうちに出発。行き先は「桂浜」。坂本竜馬が海を眺め野望を暖めた(?)ところである。行ってみると、さも観光地ではあったが、なんせ早朝、駐車場にも車1台もなく閑散としていて気持ちが良い。やっと明けた空に大平洋の波の音が響く。やはりオホーツクの海と違って大平洋は広い。確かに世界を展望する。おそらくこの波音も、竜馬よ、大志を抱けと響いたであろう。それならでっかいどう北海道の自然は、ゆっくりのんびり行こうと若者に語りかけているのだろうか・・・。

高知自動車道に乗り一路高松へ。何と50分で大平洋から瀬戸内へ出てしまう。昨日の山道とは打って変わって四国山地をまっすぐ縦に一直線にひた走る。「ふつうの道路は30パーセントもありません。あとはトンネルと橋の上です。」と言う言葉を疑問に思ったが、確かにその通りであった。次から次へとトンネルばかり。出たと思ったらまたすぐトンネルなのである。それも一番長いところは4000mを超える長さだ。山谷の繰り返しをとにかくまっすぐに、山はトンネルを掘って、そして谷には橋を架けて車を通したのである、すものごいことを人はするものだ。あっという間に四国縦断。そして着いた高松は城の町でもあった。

四国には北海道にない景色がある。これでもかこれでもかと言うような山々と谷。植物で言えば柿の木、蜜柑の木、冬桜(咲いていた)、そして秋桜子と書くコスモス。八つ手の葉っぱ、これぞ日本という景色である。昼の合間の時間に公園を散策した。北海道にはない城下のたたずまい。昨日まで開催されていた菊花展の残りが並び、秋らしい雰囲気をかもちだしていた。菊の良く似合う町である。数々の松も良く手入れされて美しい。敷石も素晴らしい。

昼。フェリーの待ち時間に慌てて昼食。近くに店が見つからず、結局待ち合いの近くのレストランへ。シーサイドホテルの様相でゴージャスなムード。そこで特製パスタ1600円也を食べた。ランチにしては破格のお値段と思ったが、これがまたムール貝、貝柱、イカ、白身のお魚入りトマトソース仕立てでとてもおいしかったので許す。その後、お仕事モードで出かけた部分は一部省略。島からの帰りに瀬戸内のきれいな夕陽を目におさめた。

夜はライオン通りで店を探し、わたしの勘で入った料理屋、これが大当たり。カツオのたたきはいらないと言えば、ではとカツオの刺身が出、これはおいしかった。ふぐ刺しもあの薄いテッサではなく、ボリューム満点豪華絢爛であった(地ネギと紅葉おろしをたっぷりとかけ、下から混ぜ返して食べるという)。車海老焼き物も実においしく、恥ずかしながらかかっていたソースを啜って食べたくらいおいしかった。もずくも酢の物ではなく蒸し物でいただいた。湯豆腐のお出汁が天下一品であった。最初のなんだっけかの魚の煮物もおいしかった(メバル!)。と言う訳で、高松の夜もおいしく過ぎたが、実はまだ讃岐うどんを食べていない。通りにあった店の「生しょうゆかけうどん110円」というのがとても魅力であった。それは明日のお楽しみということで・・・。

これがかの有名な桂浜。
大平洋の波が。
竜馬の後ろ姿。
竜馬の正面。
水城と言われた高松城趾。
石畳。
旧太鼓櫓跡。
きれいな菊の花。
これは見事!
三本立て。
瀬戸内に沈む夕陽。

 



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